昨日しまお14歳、クラスの行事として裁判所に見学に行ってきました。
8年生なのですが、8年生は6クラスあって、
全員で行かずに、1日1クラスと言う感じで行ったみたいです。
1クラス25人程度。
で、裁判所の中を見学するのが目的ではなく
実際の裁判を見学という。
25人だと多いので半分に分かれて、2箇所の2タイプの裁判を3時間ほど傍聴したそうです。
カメラはNG、メモはOK。
しまお14歳のグループは、40代後半くらいのポーランド人ホームレス男性が被告で
12回も万引きなどの軽犯罪を繰り返していたそうです。
盗んだものはすべて酒類。
65ユーロもするワインを盗んだ時に店員と客が3人見ていまして
その4人が証言台にたって、被告の弁護士の質問に答えたりするわけです。
で、他にも証言する人が3人位いたそうですが
裁判終了ギリギリに到着、そう遅れてきていて罰金払っていたそうです!
遅れると罰金ってすごいですね。証言しにきたってだけなのに。
原告側が1年4ヶ月、被告側が1年と主張し、
3人の裁判官が退席し、30秒後に戻ってきて1年二ヶ月の観察処分という求刑となりました。この期間内にもう一回したら即牢屋だそうです。
もう一組のグループは、ドラック漬けの若者だったそうです。
いやあすごい体験ですね。
しまお14才、弁護士とか裁判官という職業を初めて目の当たりにして
また弁護士のうますぎるトークにものすごく感銘を受けたそうです。
しかしいいですね、こういう体験学習。
勝ち組の職業も見れるし、負け組の醜態も同時に見れるわけです。
ああはなりたくない、ああなりたいという感情を芽生えさせるには
こういうリアルな場所で体験するのが一番ですね。
本当にドイツのこういう教育が大好きです。
ちなみにポーランド人には通訳もいまして
裁判の通訳は裁判用の資格がある人じゃないとなれないそうで
そういうことにもいちいち感銘を受けていたしまお14才。
裁判官3人は、男2,女1の割合でした。
日本はこういう男女比なんでしょうか。