しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

しまお13歳手料理。日本語教育開始。

いやあ、始まってしまいました秋休み。
ドイツの北だとこの時期に2週間学校が休みなのですが
そうなると会社を休む人も続々いるわけで
旅行する人、子供とショッピングに行く人等などにぎわう感じです。

が、今日は雨で暗かったのであまりそういう感じもなく
とりあえずしま家恒例の「日本語教育」を開始しましたYO。

基本的に毎日コツコツ日本語の教育を施すのは無理なので
普通の日はドイツの学校だけに集中しドイツ語だけで頑張ってもらい
週末の1時間程度だけ算数と国語は学習させていて、
その他の教科はこういう休みの時に1冊単位で集中的に終わらせるという作戦をとってます。

補習校に行っている人はお金を払って(自腹)
土曜日をつぶして参加しているわけですが
サッカーをするために俺らは生きている、という趣旨のこいつらなもんで
しましまが自力で教えているわけです。人件費無料♪

小学校の教科書なんて薄くて余裕でしたが
さすがに中学校のは内容が濃いし量も多いのでなかなか終わらないところがミソ。
しまお11歳は小6なので、ほぼ全部終了しあとは社会の下の1章のみという快挙!!

ってことで明日終わります。

しまお13歳の方は歴史と地理は全部終わらせたので、
今日は音楽1冊おわし、サイエンス(生物)に着手しました。

この1週間でサイエンスを1冊終わらせたいところです。
無理なら12月のクリスマス休みもあるし、まあうまい具合に進んでます。

ちなみに音楽は、音符とか全部教えて実際に楽譜もかけるように、読めるようにまで持って行きましたが、ここまでやるか状態(笑)
まあ二人ともピアノが大好きなので楽譜は読めるに越したことがないんで教えましたが
楽譜って結局分数の計算なので譜面の上だと超簡単なのですが
リズム感というか天性のそういうのがない場合(しまお13歳)ものすごく苦労するみたいで
しまお11歳はスラスラ書いたり読めたりして
あまりの神童っぷりにびっくりだぜ!

で、中1のサイエンス。
一応植物関連だけ終わらせましたが
分厚いので先が超長いッス。

そしてやる気がない男に教えるのが大変ですが

松とかスギとかには男と女がいて、
花粉時期には男が花粉まきまくり。
お前らは花粉症がひどいけれど男のスギとかから出たシロモノに反応してるだけのただの男だ!
みたいなノリで教えるとものすごく食いつきがよく
暗記ではない系の教え方なもんで単語の定着は今一つですが理解度はハンパないです。

ってことで自分の時間があまりない2週間だろうななんて思いつつ
なんとか確保しないとだぜ!

で、来週からしまお13歳が合宿に行くので
今日から男の料理を教えることにしました♪家庭科ッスね。

今日はシチューを作らせましたが、シチューって言ってもルーから手作り。
口だけしか出さずに作らせましたが
いつも思いますが男子の料理は繊細ですね♪
野菜の洗い方とかやけに丁寧。

じゃがいもを切りながらじゃがいもの毒について語ったり
ネギを切りながら細胞膜の破壊などについて語ったり
光合成やでんぷん、刃物の扱いかたからの酸化という現象やてこの原理まで教え込み
家庭科こそサイエンス!と思ってしまった今日この頃。

それと!
しまお13歳といろいろトークしましたが
「リスペクト」が大事ということになり、
親もリスペクトするからお前もリスペクトして、相互リスペクトしよう!
という結論に達しました。

親が子をしかるという構図ではなく
新入社員が入社して来てくれたみたいな扱いになったために
結構うまい具合にいい家族になれた気がしてます。

よく、反抗期がない子がいると言いますが
多分親子が相互にリスペクトしているいい関係だからじゃないかなと推測。

日本の子供ってよくスーパーとかでギャーギャーわめいたり
そんな子を親がいろいろ怒ったりする光景を目にしますが
ヨーロッパだとこういう光景は一切なく
少し何か子供が悪い行為をすると(公園や家など)
親は「それはしてはいけないことだよ」のみ言って終了。

実は隣の家が医者夫婦で、よく大きな声で庭でいろいろ子供と話しているのが聞こえますが
悪いことをすると「それはやってはいけません」と冷静に語っているのがわかり
まず親がヒステリックにならないところが素晴らしい!なんて思ってます。

ドイツでも例外は確かにいると思いますが
日本ほど多くはないので、やはりヒステリックにならない、相手をリスペクトする、
のが大切かななんて思い始めてます。

ってことでどんなへぼい子供でも是非リスペクト!おススメだぜ!