しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

少年置き去り事件と読書の必要性。

ドイツ語ばかり勉強していてニュースを全然見ないのですが
ドイツの新聞に日本の記事が載っていたので、それを読んでびっくりし
日本語で検索していろいろしった次第です。遅っ。

子供に記事を読ませて感想を聞いてみたところ、
こんなことを言っていました。

しまお15歳
石を人に投げてはいけないという理由を説明して納得させるのが大切。
子供の教育というのは、3歳までに挨拶、6歳までに善悪の区別をつけないといけないから6歳までに教育すべきだった。

というモロ正統派意見。引用もすごい。
しましまも100%同感です。

そもそも置き去りにして仮に子供が、置き去りにされるのが嫌だから石は投げないと思ったとしたら、
それって、警察に捕まるから万引きをしないという理由と全く同じで、
万引きをしない理由=人件費や材料費をかけて作られたものをタダで持って行くという行為は生産者や販売者に失礼というのを心底理解する必要があるわけで、
確かに説明しても一切聞いてくれない子供もいますが、
置き去りみたいな方法はしましまは絶対にNGですね。
むしろ人に石を投げるような子は、この子またはこの子が大切にしているものに対して石を投げるくらいのしつけが必要なのではと思います。

ただ置き去りにする人は、多分自分が置き去り的な罰を子供の頃にうけていなかったから怖さとか知らないのかな、ある意味羨ましいなと思ったりしてしまいました。

しましまの場合、家庭での虐待は一切受けていませんが、
保育園で給食が一人前食べられなかったという理由での虐待というか、保育園の担任の先生からの超真っ暗な押入れ閉じ込めも日常茶飯事
小学校では給食が一人前食べれなかったという理由での、担任からの掃除の時間までの居残り給食も日常茶飯事、
中学時代には山での遭難も経験。
高校時代には先生から教室の面前で30回連続のげんこつを食らった経験もあります。

ということで、置き去りにされた子の気持がものすごく理解できます&
大人ってなんでこんなにひどい生き物なのか、小さな子供をいじめて何が楽しいのか、早く大人になって子供の味方になりたい等と何度も涙した経験あり♪
(まあこういう苦労のおかげで、腹黒くもあり清い大人になれたので今ではありがたいと思ってますYO。マジで。もちろん虐待と暴力は絶対にNGですが、つらい経験を乗り越えるには自分の思考回路を変えることにより同じことを繰り返さないというプロセスも大切ですね。
あと捨てる神あれば拾う神あり状態で、いい先生や大人にも数少ないですが巡り会えまして、つらい経験から人を見る目が幼少の頃から相当やしなえたくさいです。
ただ、つらい経験はしないに限る。つらい経験なんてしないほうが豊かに生きられます。)

しまお15歳は普段たくさん本も新聞も読んでますんで
想像力があって、非常に色々知識があるので
しましまと同じ感想を持ってよかったと思ってます。
ある意味しつけの成功か??

一方しまお13歳ですが、
置き去りにされた子のスペックと大逆転系の結末に興奮したようで、
(親が世間から大バッシング)
こいつの身体能力と感覚のおかげで、親に思い知らすことができたという感想。
えっ??
しかも俺なら同様に死なないとか言ってます。

確かにしまお13歳を育てるのはとにかく苦労しましたが(本を読まないので)
でも本を読ませることに成功するとどんどん読めるようになるので
自分の世界と想像力を広げるためには絶対にしつけには本が必須(想像力を豊かにするために)と今回の事件で強く思いました。

ちなみにしまお13才、2冊めのナミヤ雑貨店(東野圭吾)も終了。

どうやって読ませたかというと、
とにかく小学1年の時のかいけつゾロリ以外は一切読書をしなかったので
小学5年生位にはじめて、くもの糸という本を一緒に音読し(要するに読み聞かせ)
その後に、巌窟王(がんくつおう)も最初だけ音読してあとは読んでもらい、
さらについ半年前くらいに、ああ無情をやっぱり最初は音読してそれから全部一人で読んでもらって、
その後に、カエルの楽園を同じくしましまが読み聞かせをして
それで東野圭吾の手紙からしましまの音読無しで自分で読めるようになりました!!

中学生の男子に読み聞かせってどうなの??と思いますが
永遠につづくわけではなく、その後読めるようになると一気に花開きますんで
マジで良書の読書はおすすめです。
しかも音読の秘訣は、最初は普通の速度または早めに読みますが
いい感じのところに来たら急にスピードを緩めること。
すると、読まれてると遅すぎて苛々するから自分で読みます!ってなるんで、
そこで一言、目で読むのが早いね♪なんて言うとどんどん読むので
最終的には褒めることになりますが、
やっぱりほめられると褒めてる方も例え嘘でも笑顔になれますし
たとえウソでも褒められて嫌な気はしないので、
とりあえず褒めまくって読ませましたネ。

特に読書大っ嫌いで食うことと運動することだけが好きな子の場合
しまお13才が読んできた本はおすすめです。
むしろこのまま同じ本をたどってもらいたいほど♪
良書それもはらはらドキドキ系で泣ける系じゃないと食い付きが悪いんで!

それと、しつけはとにかく罰則ではなく
説明と褒めることが大事だと思います。

ドイツに来て特にそう思うのが犬のしつけ。
基本的に犬と子供は一緒だと思うんですが、
ドイツだととにかく犬にしっかり説明して犬もしっかり聞いてますし
犬がとにかくしっかりしてます。
リード無しでまちなかも電車も普通に歩いたり乗り降りしてますし!

しま犬は基本的にしっかりしつけをしたのでいい犬に育ってますが
やっぱりドイツの犬に比べるとまだまだ甘いので
しつけが甘かったなと感じる今日このごろ。。。。

ただ今からでも遅くないので言って聞かせてます♪
犬もバカじゃないんで、ちゃんと説明すると一応自分なりにきいてますし
わからないことは首を傾げたりもするので
意思疎通はがっつりできてます。

ってことで、たしかに人間のスペック、脳の出来などが違うから
しつけが難しいと思う子もいるかもしれませんが
しつけが難しかったり自分のいうことを聞いてくれないと思ったら
怒ってもいいけれど、
脅しと暴力だけは絶対にしないときめたら、
まあそれなりに育つと思いますがどうなんでしょうか??

完璧な子供も親もいないし、あまりヒステリックに怒っても
自分の人相が悪くなるだけでろくな事がないなと思いますし
しましまは親に叩かれたことはありませんが、高校教師に叩かれたことは何度もありますし、叩かれた屈辱は42歳の今でもしっかり覚えていますので、
(詳細もね!)
叩きたくても絶対に叩かないがベストでしょう!
今その先生にばったりあったら、今はもうしましまは大人なんで、謝罪は一切必要はないですが(そもそもこういう暴力教師は謝罪という行為、説明という行為が出来ないから暴力を振るっていたわけで)説明していかにその先生がダメ人間だったかを教えてあげたいですね♪まあ教えるまでもなく多分今頃バチが当たってろくな人生を歩んでいるとは思えませんが♪
はっきり言って人に相当悪いことをしている人間は、他人やしましまが罰をくださなくても自分で不幸に陥るパターンが多いので、基本は放置プレイと言うことにしています。
(ということで死刑制度は反対派。でも性犯罪者の場合は去勢手術賛成派。)

真っ暗なところに閉じ込められたり山で遭難した経験者としては
置き去りにされたらその子と同じように
その場にとどまっていなくて山中を走り回って野宿可能なところを探しまくると思いますネ。実際遭難した時もそうしてましたし。
実際に遭難すると、ずっと同じ所にたって親が戻ってくるかどうか信じて待つなんて絶対にできないし、山ではおとなしくその場から動かないで待つという常識を知らない子供の場合は、ひたすら歩く心理状態になります。

ちなみにドイツの新聞Hamburger Abendblattでは、
退院した男の子の超デカ写真と
ニュートラルな記事が載っていただけです。
結構ニュートラルな伝え方をするので日本やイギリスの新聞と違って、
ドイツの新聞はなかなか気に入ってます。
新聞は新聞社の意見とか主張しないでもらいたいッスね。
こっちが知りたいのは情報だけなんで。