しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

しましま流。シンプルドイツ語講座その3。

今回はDativとAkkusativについて。

日本語だと3格と4格と言いますが、数字だとわかりづらいので
Dativとかのほうが覚えやすい気がします。

で、DativとAkkusativとかその他の言葉を見ていて面白いなとおもうのが
ドイツ人が「ものの動き」というものを異様に重視している民族だということ。
だからたくさんものの動きについての文法とか言葉があるわけです。

英語だと時制がすごく重要視されていて
時間を重んじる文化なのねということわかりますし、
あとはイントネーションが最重要なので、非常に音楽的な文化だということもわかります。

日本語は敬語ッスね。さらに主語を言わないので、相手を察するとか空気を読むとか
誰がこの中で一番偉いとか、そういうことが重要なわけです。
だから、「なんだかちょっとあれだよね。あ!さようでございますか。いえいえとんでもこざいません。」みたいな、外人には全く意味不明な文章でも、
日本人がみると、女子が誰かと話してたらいきなりお偉いさん登場で接客!
という状況が浮かんでくると思います。

でドイツ語ですが、
車大国、車に関しては作るのも好き、時速無制限で走るのも好きなだけに、
移動について非常に重きをおいているわけで、
それが移動しているのか止まっているのかという昆虫??みたいな視野で勉強すると面白いなと感じます。

mit dem Zug
bei mir

もある意味、Dativだから静止のイメージなのねと思いますが

zu mir という風に思いっきり移動してんじゃん!みたいな
激しく細かいルールを大量に作っているにもかかわらず例外が異様に多いので
意外に抜けてるところが多いチャーミングな民族という風に覚えると
例外も楽しく覚えられる気がします。

Ich frage dich. 質問の時は移動
Ich antworte dir. でも返事の時は無移動の謎!

まあ確かに、質問って移動してる感じがしますし
単なる返事ってある意味静止??なんでしょうね、ドイツ人にとっては。
散々クレームを言うのが好きだが、クレームを言われると怒り出すみたいな!

日本語だと質問と答えは対という風に、対で覚えることが重要視されてる気がしないでもない。。。
やっぱり門松文化なので、玄関脇に対に置きたいですもんね!!

最後にDativとAkkusativが入っている文章について。

Ich gebe meinem Hund einen Ball.

という簡単な文がありますが、
犬にボールをやる、という内容で、
どっちがどっちに与えてるのか不明な場合は
動いてるほうがAkkusativ、とまってるほうが動いてないのにことが済むだけに偉いから先に書く=Dativとかで納得する感じだとソッコーで覚えられる気が!!

まあ自分の中ではDativとかは屁でもなかったんで今さら感があるんですが
これからドイツ語に挑む方はこういう感じで文化と民族背景を絡めて覚えると
非常に覚えやすいかと思います。

何かを覚える時って理由が欲しくないですか??