しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

人にお金を貸すということ

どうも!
ドイツ人に2万貸しているしましまです。

20代、30代の頃に2万円貸してと言われても
金額が大きすぎて当然貸せないですが、

40代になると2万くらいなら全然貸せる、そういう感じのお年頃でございます。

貸している相手はしまお14歳のサッカーコーチ(30代)ですが、
去年にいったん貸してすぐ戻ってきて、
でもまた冬に150ユーロかしたらなかなか返せず先日いきなり返してきて、
そしたら数日後に今度は200ユーロかしてくれというので貸しました。

一応州からお金が返ってくるそうで、
返金があり次第返せるとのこと。

ヘビースモーカーでビール大好き、嫁と二人で暮らしていて子供は必要ないそうで
サッカーチームの少年らが俺らの子供だというポリシーで生きているマッチョな男ですが、

去年は車が大破して金が必要になり、
そしてそれが済んだら嫁が病気になり2月から入院中で
嫁の稼ぎもゼロで自分一人でやりくりしているそうで
基本的に気の毒なので貸してます。

しまだんなは貸さない主義ですが
はっきり言って20万ならかしませんが、2万なら全然貸せる金額だし
むしろ2万がなくて生活に困る人が身近にいたら
しましまは貸しますネ。ってことで貸してるわけです。

見た目が若くてイケメンでマッチョで刺青もしてますが
見た目で判断すると貸したくない相手ではありますが、
2年ほどそのコーチを見てきて別に悪い人ではない、人を騙すような人でもなく
嫁大好きで
本当に本当に困ってるから借りるんだろうなとそう思ってます。

多分酒とたばこをやめれば2万くらい余裕でたまるはずですが
ストレスがたまるとむしろ増えるし
人の嗜好についてはノータッチ主義なんで何も言わずに貸してますが
無理して明るく借りている感じがものすごく伝わってくるので
本当に生きるって大変だな、そう思います。

しまファミリーは運よく心身ともに健康ですし
こうして人に貸せるほどお金もありますし
改めて恵まれている、幸せだと感じました。

ドイツにはこうやってギリギリのラインで生きている人がかなり多いようで
だからこそストライキもデモも頻繁に起きるし
みんな必死に真面目に生きてる感がありますが
そこはドイツ人なので年に1、2回の旅行は欠かせないという(笑)

まあ、でもしまファミリーがこうやって健全に生きているのも
日々の節制、禁欲的生活が効いているのでしょう。
食生活とか生活自体がやたらしっかりしてますから!

ということで貸せる金がない場合はもちろん貸さないですが
2万なら貸せるので貸してみました。

しまだんな的にはこうやってだんだん金額が増えていくから
これは騙しの典型的なやり方だと言ってますが、
まあこれ以上要求されるようだったら何に使ってるのか相談に乗ろうと思いますが
(もしかしてかなりの人数に借りてる可能性もあるかもしれないし)
とりあえずしましまだけに生活費を借りてる感じのようなので
このまま返金を待つ、そういう感じにしたいと思ってます。

ちなみにしましま、猫がらみでこんな経験アリです。

前に東京に住んでいた時に野良猫大量発生地域に住んでまして
1階のしま家のベランダは猫の通り道だったりしたのですが
ある日、知ってる猫がベランダからしましまを見てニャー―とか言ってきて
要するに食べ物が欲しいと言っているのが伝わってきたのですが
(普段はその猫かわいがってもらうだけで大丈夫で
餌づけはしない派なのでそれでお互い満足でした)
「えさはあげないよ。あげない主義だから」と言ったものの
結構その猫必死でにゃーにゃー言ってくるんで
負けそうになりつつもあげなかったら

その日以来二度と姿を現さなくなり
多分死んだのかな、そう思っています。

多分死にそうだから最後に何かもらいたかったのかな
なんて思ってますが
なんであの時、大量に食べ物があったのに分けてあげなかったんだろうと
結構後悔してて、

そういう猫ネタ以外にも人間関係でもいろいろあって
人が救いを求めている時に助けないと激しく後悔するもんで
人が救いを求めてきたらガッツリ助ける派(自分に余裕があるときのみ限定)に転向しました。

ってことで人を助けるとやっぱり気分もいいので
助け合って生きていきたいもんですね♪