しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

ドイツ語を独学で勉強するには。その1

どうも!最近また寒くなり、 しま家の庭にハリネズミが出没する季節となりました。 いきなりいるから、たわしかと思いますネ、巨大たわし。 ハリネズミは、人間に見つかると視線を感じてフリーズするんですが、 また動き出すところがかわいくて萌えの境地。

見つけると大体、割り箸で捕まえて 顔を見せてもらってからリリースしますが、 ハリネズミってハリネズミのイラストそっくりで(当たり前っw)異様に可愛いです!

というのは2016年11月下旬のドイツに住んでいた頃の話。

2017年8月下旬に東京に戻ってきたので 早いものでもうすぐ1年。正直いい加減ドイツに戻りたい、そう思っています。

2年前の記事に加筆修正を加えました。

 

ドイツ語を学習するには、 ドイツで語学学校に通うのが一番です。

でも、色々事情があって (小さい子の子育てとか、仕事とか)で ドイツ語の学校に通うことができないという日本人でもドイツ人でもない知り合いが何人かできました。 かなりモチベーションが高いものの学校には通えないという共通点アリ。

モチベーションさえ高ければ全然独学可能で ドイツ語は英語と違って結構独学に向いている言語です。

ということで、独学方法、みんなで共有しましょう!

1.まず必要なのが辞書。 できれば電子辞書がいいでしょう。 カシオの日本で買える電子辞書が一番オススメではありますが どうしても高くて手が出ないという場合は、英独辞書って言う手もあります。

ただ、今はスマホがある時代なので、 スマホ辞書アプリとかオンライン辞書を使うってのも手ですね。 試験のときに紙辞書は持ち込み可能というケースがB2まであるのでテストを受ける方は紙の辞書は必須。 ですが日常使いはおすすめしません。紙辞書は完全にテスト当日のみ使用で! 紙はこのご時世結構不便です。

2.単語力強化 名詞編 ドイツ語の名詞には3種類の性別が! 名詞には複数形もあり、

位置によって変化するので、 単語1つあたりに8パターン覚える必要アリ。

例)der Hund, den Hund, dem Hund, des Hundes, die Hunde, die Hunde, den Hunde, der Hunden

日本語だと「犬」だけでいいから楽っすよねー。 犬だけで8単語あるって効率悪すぎ!

なーーんて思ったらダメで これは地道に覚えるしかなく、 アプリではなく書いて、 かきながら読んで覚えることをおすすめします。

A1とかA2レベルだと、 果物の名前とかどうでもいいやつから覚えていくわけですが むしろ日本語じゃなくて 英語でセットで覚えていくといいと思います。 性別と複数形は絶対におそろかにせず、 きっちり覚えることが大切。 花の名前は全部女性名詞とか、そういうカテゴリーもありますが、基本的にカテゴリーとか一切無視してガンガン覚えるに限る!

ちなみに、まだ2格とか3格を習ってないなら 1格と4格だけまず覚えることが大事。 3格というコンセプトを習った時点から 単語も3格までしっかりかいて覚えるのが必須。

ただし、かいてもかいても忘れるのが人間のサガ。 忘れてもいいので何度も辞書を引き何度も書く、 これに限ります。

よく30回引けば覚えられるといいますが、 しましまはAレベルのときは30回じゃ無理でしたネ。 50回位引くとさすがに覚えてましたが。 とにかく40歳からのドイツ語だったので、ドイツ語というよりも脳に問題ありという中でのドイツ語だったので 極めて覚えが悪かったです、最初は。

ただ、ひたすら覚えていると、 ある日突然点と点が線になる瞬間がやってきます。 そして、現在ドイツから日本へ本帰国して1年経ちますが、苦労して覚えたからか、ドイツ語全然触れてなくても、 全く衰えることなく維持してます。

 

動詞編 ドイツ語の動詞には、 現在形、過去形、過去完了形、の時制変化もありつつ 私、お前、お前ら、あなた様、彼ら、彼、彼女、それ という主語によっても変化し、

さらに、アナウンサー用の動詞(女子アナ動詞w)と、 願望系のときだけに使うスペシャル動詞、 また、命令形の動詞の形も存在。

基本的に動詞1つあたりに20か21パターン覚える必要があります。

が、C1レベルまでなら、21も覚える必要がなく、11で充分です。 日本語だと、「走る」という動詞の場合、走った、走っている、走りますとか。

日本語の場合、他の動詞でもひらがなの部分を変えるだけでなんとかなりますが ドイツ語だと、全覚えですので超面倒くさい。。。。 なーーーんて思わずに 自分がロボットになったつもりで、感情を消してひたすら覚えるのが必須。アルファベットだから漢字よりもよくないですか??

例)Laufen: lauf! ich laufe, du läufst, er/sie/es läuft, wir/sie/Sie laufen, ihr lauft, ich lief, du liefst, er lief, wir liefen, ihr lieft

ってことで1単語に付きこんな風に11個ずつ覚えましょう! 覚えるときには、Dudenというドイツ語のオンライン辞書を見て、 そこに正しい表が載ってますので、覚えたい単語を入れて毎日ひたすら書く、 できたら1日5単語とか10単語とか決めて毎日紙に鉛筆で書くという行為を繰り返すと、気づけば出来るようになっています。 毎日が基本。 しましまは語学学校でこれを毎日させられてました。

ちなみにですが、一回かいて覚えられる訳ありません。 5単語を毎日書く。 次の日は別の単語を書く。 そうやっていると、気づくと単語は全く覚えられてないのに 妙にパターンみたいなものが頭のなかに入ってきたりします。 で、何か読んだときに前に見たことがあるけど意味は不明程度に覚えていれば儲けもの。

そのうちにだんだん、前に何回か見たことある!でも忘れた!という感じで 何度も出会い、そして別れ(忘れ)を繰り返しww そのうち、前後の名詞とか文脈でうまい具合に思い出せる感じになってきます。

あ!ポイントとしては単語カードだけは絶対に作るな! 普通のノートに書いてください。 見て覚えるものではなくて、書いて読んで覚えるものなので。

3.リスニング力&スピーキング力 でた!スピーキング力! これは音読に限ります。

ただ、いきなり自分で音読してもド下手なので、これはNG。 ドイツ人のように発音しないと駄目です。

CDをひたすら聞いてから、CDと一緒に話すのがポイント。 ドイツ語の音源は相当色々と探しまくりましたが、 英語と違って良い教材がなかなかない上に、 容赦なく早口で話すドイツ人とか、 クソつまらなそうに棒読みするドイツ人教材ばかりなんです(泣) そこでしましまのいつものおすすめ教材がこれ

これ、CD2枚組のセットで一字一句書いてある小冊子もついてます。

これの何がいいって、 若い男女2人の会話が上手。 会話の内容が日常生活にマッチしている。 イントネーションと発音の練習に最適。 スピードが早すぎない。 量が適度。 価格も悪くない

しましまはこのCDはかなり聞き込みました。 100回以上は余裕で聞いてますね。

200回と言っても過言ではない。 これを聞いて、リピートするところはもちろんリピートしますが そのうち話しているこいつらと一緒に話せるくらいまでになるのが目標です。 とにかく一緒に話して、正しいイントネーションをゲットです。 発音よりもイントネーションが大切だとしましまは思います。 イントネーションが正しくできていれば発音も自然とドイツ人と同じになってきますんで!

ドイツの図書館とか書店で色々な書物を物色したしましま。 聞くのと話すのはこれ一本でいいくらいです。 とにかくドイツ語教材はいいものがなかなかないので是非もの。 全員これを買えと言いたい。 A1でもC1でも使えます。

 

4.読解力 自分のレベルに合った教材をひたすら読む。 一応Schrittという教材を使ってB1まで行きましたが、 独学でSchrittだけははキツイので、 仮にSchrittを使うなら、適当に流す感じで使うといいと思います。 Schrittの素晴らしいところは、勉強の進め方、外人に対してのドイツ語の持っていき方だと思います。

こちらが2018年の新しいバージョン SchrittePlus1なのでA1レベル

下のほうが古いバージョン。 しましまが使っていたのはこっちです。 超アナログなのでバージョンが新しいほうがおすすめ!

Schrittは、 最初に簡単な単語と数字から入り、 家具とか家族構成とかそういう身近ネタを経て 文法は最初は無視して単語だけ中心という内容。 授業中に意味を先生に聞いても、一切答えてくれません。 先生が怠惰なのではなく、これがドイツの文法の教え方で、 英語の教え方と結構違います。 ドイツ語の場合は細かいことは一切気にせず、ぼんやりと意味を捉える感じが基本です。最初は!

文法の流れとしては、 最初に1格、途中で動詞の4格が出てきて、次に3格、 最終的に2格が出るんですが 途中に過去形とか未来、命令もでてきます。

こういう点はSchrittは非常に優れています。

日本語で書いてあるドイツ語教材にそって学習をすすめるよりも Schrittの流れだけいただいて、 自分で単語とかアレンジしつつ学習する というのが効率的だと思います。

長くなったので次回の分は後程公開予定!お楽しみに。

5.ラジオ、ネット、テレビ、映画の利用

6.日本製の 日本語ドイツ語教材、アプリ

7.ドイツ製の ドイツ語教材

そして、ドイツ語で独学勉強法としてレベル別にも書いています。 A1レベル A2レベル

2016年11月25日の記事に追記、修正しました。