しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

ドイツの税申告システム。DATEV

どうも!昨日はバイトがなかったので銀行に口座開設に行ったり
それ以外はずっと、多分8時間位、ドイツ語だけでひたすら税金系、税金申告系について調べていました。

本当にドイツはすごい国だと改めて実感。
ただ自分でもすごいのが、
もうこういう実用系関連の道に進んでいるということ。
しかも辞書引いても経理系でむしろわからないので
辞書なんて一切ひかずにドイツ語だけでひたすら調べてドイツ語だけで理解するという感じで
昨日は自分でも必死だったんで、日本語とか英語の検索と同じくらい苦労して情報を収集して読んでましたが
気づけば全部ドイツ語じゃないか、
さらに、今まで思いっきり避けていた経理系じゃないかという状態。
こうして人は大人になっていくんですね♪

簿記は一回も勉強したことないんですが
はっきり言って興味が湧いてきました。嫌いじゃないです。
そして多分簿記の基本は同じですが(複式簿記という理念はヨーロッパ生まれ)
要するに整理整頓能力が極めて必要な分野ってことですね。

日本だと給与明細って会社ごとに違う紙で違うフォームだったりしますし
勘定科目コードは日本で一律ではないんですが、

ドイツってDATEVという経理システムがあって、
しまダンナの会社もしましまのバイト先も、全く同じDATEV社ロゴの入った給与明細です。
これは自分の会社の経理の人が入力して、税理士とか会計事務所みたいなところを通じてDATEVに送られて、それで毎月の給与明細が出せたりするという感じです。

なぜDATEVに行き着いたかというと、
起業した自分の会社の簿記をエクセルでやってるんですが
勘定科目がいまいちわからなくて、
ベーシックな勘定科目ってないものなのかと検索していたら
ヤフー知恵袋ドイツ語バージョンなるものを発見。

基本的に起業した人って簿記に無知な人が多く
無知だからこそネットで質問するんですが、

質問に答えるネットに徘徊している簿記関係の人って
濃い経理体質というか気質の人ばかりで、
経理に詳しいからネットで嫌味な感じで答えてくると思うんですが、

勘定科目について誰かが聞くと
それは1400だとか、とりあえず数字4桁の答えが多し。

なんで数字なんだよと調べてみたら、DATEVでは
勘定科目がすべて数字コード化されてまして、
それがどうやらドイツで一律らしく、
しかもDATEVが幅を利かせているようで、周知の事実のようです。

ただ、ドイツを知っている方はわかると思いますが
とにかく法律が多い、規則多すぎです!
先週も鳥ペストが流行ったために、犬は綱を付けて散歩するようにと言う新たな法律も誕生したくらいですから。

で、しましま、複式簿記がすでに入っている市販の会計ソフトを現在無料お試し中なんですが、
そこで何かを入れようとすると、勘定科目を選択しないといけないわけで
お手軽だなと思ったら大間違い。
勘定科目の量が半端なく、しかも何を選んでいいかわからないくらい!
しかも0%と7%と19%という3種類がもれなくセットという!

ってことで、色々調べた結果、収入はそもそも少ない上に
4ヶ月だけの収入で申告するので、
明らかに税金を払わなくていい対象となっていることがわかりまして
(すでに知ってましたし、面倒くさいからあえて価格控えめに設定してます。)
この市販ソフトはもう使わないことにして
エクセルで単式簿記にすることに決定しました!
ちなみにドイツだと17500€以下なら対象外。でも申告義務あり。
約200万弱って結構すごいですよね。

で、単式簿記での提出方法は、決まったフォームのないフォームで提出可能ということで
でも、いくらなんでも決まったフォームのないフォームでも
基本フォームってあるだろうと思って、それで激しく色々な事例を検索しまして
色々見つけた結果、いい感じの決まったフォームのない用フォームと言うものを探し出すことができました。

実は、2016年9月に新たな法律ができまして、税申告はすべてオンラインでしなければいけないそうです。手書きNG。
ということで、ネックなのが、個人事業主の税申告用の本が今年から売っていません(泣)まあその他の年金生活者とか普通のサラリーマン用の本はかろうじて売ってますが、個人事業主用が今年から消えました!
もう完全にオンライン時代に突入です。

日本ってネットに必ず親切な人がいて、
人に色々教えるのが好きな人が細かく書いてアクセス数を稼いだりするというシステムが構築されていますし
しましまだってある意味そういう感じで、人に情報を教えるのが大好きで
そういう人に助けられ、そして自分も助けという感じが日本のネット社会だと思います。

それがドイツだと、とにかくこういう助け合い的ないい感じの情報が全く手に入りません。
基本的にドイツ人は情報を公開する=仕事=懲罰(キリスト教は仕事=懲罰の認識)という意識があると想像できるので、
きっと情報を公開しないんだろうと思います。

情報を思いっきり出している人は基本的に税理士、会計士的な人。またはそういった学校。
だから情報が小出しになっていて、前置きだけ説明されていて、本当に知りたいことは一切出されていない、続きはお金を払ってに要相談!みたいな感じです。

ってことでドイツで情報を検索するのは、いい情報が入らなくて恐ろしいので
基本的に書物を買うことがベターなんですが
本が買えないって何事だよ、という自体に陥ってます。

多分市販ソフトを買って、そのソフトに従って項目に入力すれば税申告はできるんでしょうね。。。。
っていうか申告は市販ソフトを買うのも義務付けられています。
そのソフトももうマックユーザーなんで、ほぼ買うのが決まってるんですが
一応そのソフトも現在お試し無料使用中です。

ってことで、苦悩の日々!
一応年末までに終わらせる予定です。
が、締切は5月末日なのでまあ楽ですがね。
とは言え自分の中では、本当は複式簿記のフォームで提出したいと思ってます。
時間があれば是非とも全部自分で挑戦してみたいッス。
ただ、多分ですが、最近書店にぶっとい本(税の法律書)が並んでいるので、
多分買うんだったらこういう本なんだろうな、でも買いたくないよなと言う感じです。

追加記事12月7日
本、結局発見しました!
ただ本当に2017年版の個人事業主用のは1冊しかでてないみたいです。
そしてアマゾンではなく経理本をかなり多く扱っているオンライン書店も発見。
まあ見つけようとすれば1冊くらいはあるもんなんですね♪