しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

日本とドイツの大学の違い。

どうも、バイトの仲間に税務署ネタを愚痴ったら
良いヒントをゲットできたしましまです。
自分の悩みとか状況って思いもよらない人に言ってみると
結構良い答えが返ってくるもんですね。

またもや税務署ネタですが、結局電話がかかってこなくて
電話よりも手紙だろということで、
ソッコーで手紙を書いて書留で送ってきましたYO!

ちなみにもう役所に手紙を書くのも辞書無しで即かけるくらいの腕前です♪
全然余裕だぜ!

ってことで、電話をして手紙を送って、とにかく気分が乗らない感じでバイトに行ったわけですが、
バイトにいる人に、ドイツの税務署の動きが超悪いということを言ってみたら
実際そんなのは当たり前で、
税務署はエリート集団でも何でもなく
税務署がエリートなのは金を徴収するときのみ限定で、
どうでもいいときはどうでもいい働きしかしないのがThe役所!だそうです。

ってことで、役所系はとにかくひたすら電話、ひたすら手紙
出向いたら全部一から教えてもらって書いてもらって
手続きの順番もガッツリ教えてもらって
とにかく質問攻め、質問をしまくらないといけない、そうです。
のあとの、電話と手紙攻撃。

ってことでしましまがかけていた電話はそれで正解らしいし
とにかくひたすら攻め続けないといけないそうです。
面倒クセェ。。。。
そう考えるとしまお15歳って純正ドイツ人だったみたいですね。
言わないと絶対やらない男!
言っても100%やれない男!

税金番号を請求しても一向に来ない状態ですが
着た番号が間違っている可能性もあるわけで
とにかく書類の保存と電話と手紙は基本で
特に金を払うときのチェックのときこそ頑張りどきらしいので
まじで頑張りたいですね。びた一文も無駄にしたくない♪

ってことで、税務署問題はさておき、
ドイツの大学について。

しましまはアメリカの大学で言語学を勉強しました。
BAというごくごく普通の学位をゲットし今に至りますが、
はっきり言ってこういうのは日本でしか通用しないでしょう。

日本の会社だと、アメリカの大学で言語学を4年勉強して卒業したというだけで
とりあえずどこかの会社のOL候補となれます。

が!これがドイツの場合は、
言語学を4年勉強して卒業して会社員って頭おかしいんじゃないのか?
って言う思考回路となります。
実際しましまもそういう考えに傾いております!

言語学みたいな学部を専攻したらせめて大学院まで行って言語学者になれ!ですね。
サラリーマンになるなら経済学とかそういう学部を専攻しろ!です。

ってことで、言語系の学部は研究者向け。
経済学部系、コンピューター系はサラリーマン向け。

医学部とか法学部を目指す場合は、4年で医者とか弁護士になんてなれるわけなく
6年とか8年とかかなりかかるそうです。
学校の先生になるにはダブルまたはトリプルメジャーが必要となります。

そう、大学ってのは4年じゃなくて、30歳までというノリなのがドイツ!
なかなか大人になれない国。

で、とっととオトナになりたい場合は、
職業訓練系の学校に行くわけですが、大学よりもレベルはたしかに低いですが
別に日本ほど低い位置ではないです。

日本で有名大学の医学部をでた人が、製薬会社のサラリーマンになって
その後脱サラしてパン屋になるとか、
日本だったらできますが、ドイツだとまずサラリーマンにはなれますが
脱サラしてパン屋にはなれません。
パン屋になるにはパン屋になるための訓練校に通わないといけないので
医学部でたとしても一からやり直しです。
これがドイツの面白い所。
住み分けができているというか、パン屋の威厳をしっかり保てる制度になっているというかなんというか。。。

そして日本だと大学を出てまっさらな状態の無の状態の新人が会社でゼロから教えてもらって仕事を覚えていきますが、
ドイツの場合は大学ですでにインターンとかやってるわけだし
さらに職業訓練系の学校で即戦力になるくらいの技術をつけてから職を探すので
とりあえずデキる人間が就職活動をする、そういう感じです。

さらに、就職活動だってドイツは口コミ社会なので
知り合いにいい人がいるという紹介で仕事が見つかるという。。。。。

ってことで、しましまの場合ですが、
今販売員として働いていますが、
結局外人系だと販売員でしか働けないんだろうなという感じがしますね。
しましまが事務員として働く場合は、完璧なドイツ語力だけではドイツ人の職を奪うということでまず普通の事務員にはなれないだろうなと思います。
よほどの専門知識があるか、日本と関係のある職でないと無理です。

例えばしましまがこのスペックで今からドイツで一旗揚げたいと考える場合、
専門知識を身につけるために1年ほど職業訓練校に通うという手もあります。
または、大学を出てるので、2年間大学院に通って研究職に就くという手もあります。
専門学校に3年ほど通うという手もあります。

どちらに転んでも勉強し続けないといけないというひたすら険しい道のり。
これが無理という人は頑張らないで販売員という道があるわけですが
給料は激低です。

ということで、しまおらには、低賃金で激しいシフトで働くしましまの背中を見て
是非こうならないように、
そして起業したしましまの背中を見て
こういう形もあるよねと思うように
仕向けている今日このごろです。

ちなみにしま旦那のことを見て、
日本の会社の駐在員の激務っぷりは俺らには無理!と言ってます。

ってことで、大学に行くならまともな専攻をしろ、
行かないなら今から自分が絶対に挫折しない職業訓練校を目指せです。

これはドイツだけでなく日本でも通じると思います。
変に英文科とか行くなら大学院まで行くべしですが
そもそも英文科とかNG専攻だと思います。
短大に行くなら専門学校に行って国家資格をゲットすれば
OLにもなれるし手に職があるのでOLをやめてもまず生きていけますね。