しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

ドイツで起業。起業プロセス大公開

どうも!日増しにクソ忙しくなっているしましまでございます。

いつも書いてますが、しまテストジャパンという毛髪検査の仲介をしています。
はっきり言って4年もやってきてボランティア的というかほぼボランティアですが
完全に仕事化し、サイトも起業っぽい見た目にだんだん変化を遂げ、
かなり負担が大きくなってきていて
また仕事にしたほうがやりたいことが出来るようになるメリットも若干あるので
起業をしようとして現在動き始めています。

起業のデメリット
手続きがオールドイツ語なので面倒くさい。
特にドイツは書類がやたら多い。
法律系を勉強する必要がある。
税金の支払いなど記帳の義務がある。

起業のメリット
利益がゲットできるからモチベーションアップ。
仕事として他の企業との仕事がやりやすくなる。
利益を使って自己啓発などもしたい。(税金対策w)
統計や管理など出来るしっかりしたシステムを作りたい。



そもそもボランティアでここまでしてきたってすごくないですか??
どれだけ神に近い存在なのかよと自分でツッコミを入れたくなりますね。
多分主婦で収入の必要がないからできるのと
子供のアレルギーで相当地獄を体験したため
この検査がきっかけで本当に生活が楽になりまして、
血液検査をして食事を改善または食事を思いっきり気をつけてるのに全然良くならない人の助けになりたくて、
ただそれだけが原動力で動いていたって感じです。
要するにそれくらい地獄を見てきたわけですね♪
よく、涙の数だけ強くなれるよ、という歌があったりしましたが
涙の数とかそういうもんじゃなくて
♪地獄を経たからかなり悟ったよ、と替え歌したいくらいですYO!


で、これで収入を得ようとすると
人の弱みにつけ込む健康ビジネスみたいで嫌だったので
(こういうの多いですよね。アレルギーにつけ込むビジネス!)
あえて4年間ボランティアで徹してきました。
ドイツで言うAusbildung期間ッスね(インターン期間)
そしてずっとボランティアでいいかなとも思っていました。
皆さんがこれで楽になるならと。

自分のお金はいっさい赤字にはなっていませんが
時間的な負担が強いのが実情。
ただ、内容的には本当に人の助けになっていて
やっぱりネットが好き、
メールを書くのも好き、
1人で黙々とコツコツ作業するのが向いてるので、
はっきり言って天職だと思ってます。

そして、天職なら、ニーズが有るなら、中途半端ではなく本気で取り組みたいと考えるようになってきたのも事実。

実際にデータがかなり集まりまして、データ分析をして
それを共有したいと考えています。
そういった作業には専用ソフトが必要で、
専用ソフトを買うには金がいるという。
結局カネか!という感じですが、やっぱり個人でやるにはそこまで金持ちではないし
確かにエクセルとかは買いましたが、
エクセルくらいですね、自分の奉仕の限度は!


さらにバイトも始めたので仕事と時給に対して考えることが多くなってきたのも事実。
こんなに頭と労力を使って働いてるのがボランティア。それも高度な内容。
販売員は販売だけしていればいいだけで、それで時給が勝手に入るシステム。

ただ、実際毛髪検査をやめて、
例えばフルタイムで販売員のバイトするとしたらどうかと考えた時に
こんなにつまらない人生は嫌だ、でもボランティアでタダ働きにも限界がある
そう思ったりしたもので。。。

仮にフルタイムで働くとしたら店長じゃないと満足できない自分がいます。
やっぱり40代になるともう覚えることなんて一つもなく
若ものに指導する、仕事の仕方とか会社の理念を教えたくなる年頃になるもんなんですね。

で、自分がいちばん長老なので常に会社の理念とか考えてバイトをしているため
でもドイツ語が一番できないフレッシュ新人ということで新人として頑張ってます。
商品も人間関係も満足していますがポジションに満足できないという状態!
↑ドイツ語も出来ないのに何様??

でもマネージャー職になるにはドイツ語が出来なすぎるし
そこまで行くのに2年位かかるだろうし、
仮にマネージャーになったとしてフルタイムで働いて果たして得るものがあるのか
そして本当にその会社に貢献したいのか
アパレル系あってるの?と言われると何気にNOで、
多分自分が稼がないとやっていけないならせっかく受かった会社なのでがっつり頑張りますが、
しまダンナが稼いでくれているので自分は自分がしないといけないこと(主婦としての役割)がまず第一だし、
主婦がいてこそ食費が低く済むし教育費もゼロでいけてるので←これ重要。
家族としての出費を抑える=ある意味収入!という役割もあるため
しまダンナ健在なかぎり、フルタイム職はもう一生しないだろうなという考えです。

で、バイトはドイツ語を会話する上で非常に必要なのでバイトとして
週20時間という枠組みの中でこのまま続行しますが
問題は公的にサイドビジネス化しようとしている毛髪検査。

ドイツで企業!
となると基本的に多くの人がSteuerberaterという、フィナンシャル・アドバイザーに相談して書類作成とかしたりします。
時給2万の世界。

ドイツは特に法律系が多いのでこういうのを読むのが面倒くさい人は
金を払って相談してとっとと起業するようです。

が、しましまのファンの方は知ってますよね??
こういうところにびた一文払わないキャラだということに!



そう!ネットで検索&本読みまくりですよ。
もちろん自分で全部金をかけずにやるつもりです。


ネットの情報は本当に上手で、
大体フリーランスになるための方法という情報は
フィナンシャル・アドバイザーが書いていたりします。
それもあえて正解を出さずに!

結局読んでもいっさいわからない仕組みになっているので
最終的にみんな諦めて親切そうなブログを書いているフィナンシャル・アドバイザーに相談するのかな?なんて思ってしまいます。

もちろん、ドイツにも日本人のフィナンシャル・アドバイザーがいて
ドイツで起業する日本人の窓口になっているようです。

しましまはとりあえずネットでの情報は一切使えないと知り
図書館で本を借りました。7冊ほど。
読みましたが、もちろん全部ドイツ語。
ただ、1冊以外超使えない本ばかりで、結局その1冊を熟読してますが
熟読って言ってもほぼ法律系なので眠気を誘いますね、正直。

そして日本や英語圏と違ってドイツの本って、説明系が結構下手くそで
結局何をすればいいの?というのが見えてきません。
そう考えると日本人は本当に優れてますね。

で、起業したい。まず何からすればいいのかというのが本当にわからないので
とりあえずしましまがしたこと。

1.税務署の起業用の申請書を印刷

2.そこに銀行口座の欄があったので、口座開設が先か?と思ってどの銀行に口座をひらくか検討。

3.ドイツには起業専用口座があり、
今使っている銀行では個人口座オンリーなので(!)開けないことが判明。
さらに口座手数料なども結構お高いので比較検討必須。

4.銀行に実際に電話して色々聞いてみる。

5.口座開設の前に申請しないと!と言われる。
でもさすが銀行。申請先が税務署ではないところを指摘してきました。
そこでうっかりそっちの方を調べてしまい若干遠回り。。。。

6.自分がフリーランスなのか企業運営者なのかわからなくなる。

6.税務署に電話をかけて、やはり申請書が先だと確認済み。空欄でも全然OK牧場
また自分がフリーランスなのか企業運営者なのかどうかは
自分で決めるものではなく税務署が決めるそうです。



ということで一つ一つに細かいネタがありますが
申請が先だそうです。
多分滅多に1人でこんなことをしようとしている人はいないと思いますが
いたとしたら申請が先!ってことで情報を提供しておきます。
ここまでたどり着くのに10日位掛かってますから!!
そしてこういう苦労した情報をためておくのもいいと思いますが
こうやって公開することで得ることのほうが多いことは
ブログ&Homepage歴15年以上のしましまはよくわかっているので全部ためずに大公開♪

また、フリーランス登録をしたいと思っていますが
フリーランスの定義がもうビックリの世界なのでこれはまた後程書きます!

それと、ドイツは税金がとにかく高いので
稼いだお金の約半分が消える予定です。
一応収入目的ではないのですが、1人にかかる時間が大体同じなので
時給分を上乗せして新価格を設定しようと検討しています。
ただ、ポンドが安くなったので何気に新価格も変わりなかったりして♪

確かに本を読んだり色々なところに電話するのは面倒ですが
本を読んで電話をすることで払うべき時給代金をある意味稼いでいるようなもので
そう考えていると読書中も課金されている気分になり気分は非常にいいです。

何事もそうですが、弁護士とか頭を使う職業の人は
こうやって頭を使わない人間からたくさんのお金をもらっているんだな
一般の人には難解過ぎる書き方をあえてして複雑な文章と税金システムを作りあげてるのかななんて疑ってしまいますが
実際頭のいい人間がお金を稼ぐのはこういう方法なんだろうなと思ってしまいました。