しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

受験って一体。。。。日本の受験制度、ドイツ語の資格受検

ドイツ歴3年のしましまです。

今日ベビーシッターをしている6歳児に言われました。
「どうしてしましまはドイツ語ができないの?」と!!

嗚呼、説明しましたとも。
しましまはドイツ語歴3年で、お前は6歳だからお前のが上なのは当たり前とネ。
しましまはいわば3歳と同等なんだと主張。
でも基本は日本語はネイティブで英語もできるから、お前よりは断然上だと力説。

で、じゃあなんでドイツにいるんだ、とかいろいろ核心をついた質問攻めにあいまして
全部答えましたYO!

ハッキリ言って完璧でわかりやすい答えを言えたので
一応子供らは大納得。しましまも納得しましたが、
どうしてしましまはドイツ語がなかなかできないんだろう。。。。。と
思ってしまいました。

おととい別の人に言われたのが
「どうして英語も日本語もできてネットで仲介業までしてるのに、C1を受検するの?」

確かに!
自分でわからなかったのでしまダンナに聞いてみたら

「趣味だろぉ?」と言われ、微妙に納得。

でも、趣味でやってるわけじゃなくて、生きるために必要だから頑張ってるわけで
ドイツ語の習得は必要だからで、
C1受検だけが趣味の域なんだろうなと思ってしまい、

そもそもC1を受検することに意味があるのか??と考えてしまいました。

でも受検ってモチベーションが上がるから金を出してでも受験したいし(まさに趣味ッスね)
でも金を出して得た称号で、自分がこのレベルですというアピールがわかりやすくて(特にアピールする相手もいないため、まさに自己満の世界ッスね)
非常にポジティブな世界観が演出できるという点ですばらしいと思っています。

一方日本のお受験制度。
小学校受験、中学校受験、高校受験、そして大学受験。

人はなぜというか、親はなぜ子どもに「いい学校」に行ってもらいたいのか。
やっぱり良い教育を受けさせたいからですよね。
良い教育を受けるといい子に育ち、いい大人になって幸せになってもらいたいわけです。

しましまは自分自身の教育過程を振り返ってみて、
さらにしまおらの受けてきた教育を見てみて、
本当にいい学校、自分にあった学校、というのは大切だなと思います。
いい学校も悪い学校もたくさん知ってますんで。

ドイツでは勉強がデキる子=偉い、というわけではなくて
勉強が出来る子は勉強がデキる子だけで集めて大学に進学させるという道があり、
勉強が苦手な子は、苦手な子だけ集めてしっかりと自分にあった職業訓練をさせてその道のプロにさせるという方向性がしっかりと決まっているため、

日本みたいに、誰でもとにかく塾に通って受験対策を頑張って、大学へ行って、願わくばエリートに!という感じではないです。

しまおらの学校の点数をみると、中の下くらいの成績です。
多分相当デキる子だったらドイツでも相当いい点を取りに行くはずなので
しまおらはエリート系のガリ勉系ではないっぽいです。

学校は好き、学ぶのがそもそも大好き、だから高校と大学で思いっきりマニアックな専攻を勉強したいという強い意志があるんですが、
こういう子に高校とか大学が開かれているべきなんじゃないかなとマジで思います。

勉強が嫌いな大人びた子は、普通科にいく必要なんて、大学に行く必要なんてまったく無く
むしろ社会人としてしっかりと働ける即戦力を高校で身につけるべきで
そのほうが大学出の子よりもよっぽどしっかりしているはず。

さらに大学に行きたい子は、偏差値で選ぶのではなく、東大であろうとどこでも入りたい大学にみんな入れて、ついていけない子は落第制にすれば、
多分詰め込み方の受験をすることなく、高校3年の3学期をエンジョイできるのではと思いますネ。要するにアメリカ方式ですが。

高校受験もそうで、入りたい高校に行って落第した人が自分にあった高校に入り直せるチャンスを普通にもたせれば、
最初から無理な高校には行かないだろうし、無理しても頑張りたい子には可能性が開かれているしで、
そもそも制服も廃止すれば途中の転校も自由なので、学問に対しての自由度がます気がしますネ。制服制度自体が差別意識と言うか、見た目でどこのレベルの高校かわかるので、制服も廃止すべき、と思ってしまいます。

そう考えると、しましまがドイツ語C1を受検するのも、全く意味が無い&日本向きな考えに思えてきてしまいます。誰に自慢したくて資格を取るんだ?という。。。。
まあ頑張りますがね。

とにかくしまお14歳が4月から中3なので、受験とか資格に関していろいろ考えることが多い日々です。