しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

German Wings墜落2

どうも。
しまお13歳が多分インフルだと思いますが、日曜から床に臥せって5日たちます。
しましまはおかげでずっと家にいます。
皆勤賞のギターやドイツ語クラス、老人との会合もキャンセルっすよ!

痛ましい事件で昨日は縫い物しながら(穴のあいたジャージなど)ずっとテレビ見てました(ドイツ語)

昨日ようやくブラックボックスが見つかったそうです。
2個のうち1個だけですがね。

ただ、ドイツの飛行機がフランスで墜落した場合、ブラックボックスなどはフランスが解析する権利があって、情報はドイツではなくアメリカに流すというのがどうも不思議。。。。

いつも思うのがドイツと日本ってなんでこううまくいかないというか不利というか、
アメリカとフランスっていつも勝者という気がしてなりません。
特に911の時もブラックボックスが回収されていないし、
今回も1個のブラックボックスだけ回収されていませんが、

そもそもブラックボックスって絶対に壊れないというものなのに見つからない(見つけても秘密にする)んだったら、
また、もしかして政治的に利用されるのだとしたら、
そんなものは全く必要ないどころか、むしろ載せてはいけないんじゃないかと思ってしまいます。

結局飛行機事故も、整備不足だと会社に不利、飛行機利用者の流れも変わることになるので、
人的ミスにするのが一番手っ取り早いんじゃないかなという風に考えてしまいます。
音声データは公開してこそ正しい情報だと思います。←でもこんなの作ろうと思えば簡単に偽造もできそうですが。

最近ドライブレコーダー(車に搭載するやつ)を買ったしましまですが
これはドイツや日本では証拠になり裁判でも使えますが、
ロシアでは基本的に電子メール(Email)や動画を信じない国なので
ロシアでのドライブレコーダーは全く無意味です。


飛行機に載せるなら動画に限る!そしてその機械が壊れるならそれで終了。
公開できないデータは無駄に載せるな、です。
戦争の勝者国に利用されるっつーの!

そもそもブラックボックスというのは高性能で、
太陽の中でも壊れない、水没も圧力も可能というすごいものらしく
30日間電波を発し続けるので、ビル破壊の場合は確実に見つかってもいいシロモノなんですがね。
海や山だと広範囲すぎて見つからないというのは理解できます。
海も深い部分がありますし、山も険しいと電波拾うのも大変そうですし。

報道に関して、日本は名前も家族構成も出身地も出して親のインタビューまで出してますが、
ドイツは基本的に個人情報にうるさい国なので、顔などはモザイク、泣き顔なども一切映しません。英語圏は泣き顔も映すし国別死亡者数の発表も早かったです。

ドイツはとにかく正確な情報じゃないと一切出さないというスタンス、
英語圏や日本はとにかく情報を早く届けることを大切にしているようです。
昨日ほぼ1日中テレビを見てましたが(ドイツ語)アンゲラメルケルなど、
予定をすべてキャンセルし、迷彩柄のヘリコプターで墜落現場まですぐに飛んで行ったのは立派です。
日本のお偉いさんは基本ゴルフ&料亭の方が大切でそれがスタンダードだと思ってましたので、
立派な行動、こうあって欲しいなと常々思っていた行動をドイツで目の当たりにしてリアルにびっくりしました。
でも日本の場合こういう行動は総理じゃなくて天皇の仕事なんでしょうか。
でも天皇もここまでスピーディーじゃないし。。。。
やっぱり偉い人にできることというのは、自分の予定をキャンセルして被災地に飛んでこれから作業にあたる人への応援と被害者家族へのメッセージに尽きると思います。


ただ、日本人で駐在でなくなった方。
完全にしまファミリーとかぶりますんで、本当に心を痛めてます。
しまだんなも本当によく飛行機に乗りますんで、他人事じゃないです。

でも、思うのが、日本の報道が細かすぎて、名前とか家族構成とかあかすのも
家族に了承を得ているのかなと思います。
全く知らない人に個人情報をおおっぴらに公開されて、ご家族の方、すごくかわいそうだなと思います。むしろ夫が亡くなっただけでかわいそうなのに、さらされることでも精神的に悲しいだろうなと思いますが。。。

日本人感覚(のぞき主義)だと、どこのどんな人が被害にあったんだろうという興味本位が強いからこういう具体的すぎる報道になってしまうと思いますが、
家族構成って飛行機事故に関係あるかなと個人的に考えてます。
知りたいけどそこはあえて我慢!起こってしまった事実だけを受け止め邦人以外の犠牲者に対しても悲しむことが大人の行為!ではないでしょうかねぇ。。。

また、ギムナジウムでスペインにホームステイした子供ら。
うちの子もギムナジウムに通い、一人はスペイン語を習ってます。
年に1度ロンドンとかスペインとかに語学学習のためのホームステイもあり
希望者だけ行けるというプログラムがありますが、
低学年だといつもロンドンなので、前に住んでいたこともある為申し込んだことはありません。
また、サッカー合宿で子供たちだけでまとまって車で遠方まで1週間ほど滞在することも何度かあったので、
未来ある子供と先生が亡くなったことも他人事ではなく、悲しいですね。
特に空港だと花束を持ってお出迎えという行為があり、
日本だとわかれはあっさりしてますが、ヨーロッパだと花束とかハグで送迎というのを結構目の当たりにします。
そういうのも常に身近に見てますんでとにかくショックです。

また、空港近隣に住んでいて
空港の真隣でサッカーのトレーニングをしているもんで、
とにかく離発着の飛行機があまりにデカすぎて
送迎時に立ち話している時に何機も頭の上を飛んでいくわけですが
みんなでついつい頭を押さえてしまうくらいの迫力なんで
とにかく飛行機のバカでかさというのもわかりますし
きれいな機体、古い機体も胴体部分がよく見えるので本当に身近です。

それとヨーロッパ人の特徴として、
運よくその飛行機に乗らなかったというラッキーな人が何人か現れてます。
また、スペインのホームステイも「うちの子は乗り気じゃなくて参加しなかった」というお母さんもいたりして、被害者がこんなに多いのに、自分だけ助かってにラッキーだったという風に喜んでいる&喜ぶこともOKというのがあり、これは結構驚きです。

日本だと自分だけ生き残った場合、助かってしまった場合、
喜んでしまったりするとむしろ大バッシングされますよね。

また、今回赤ちゃんが2人亡くなってますが、
もちろん家族と一緒です。
ヨーロッパの感覚だと赤ちゃんが亡くなった=悲劇ですが
日本だとむしろ家族と一緒に最後までいれたのがよかったみたいな受け止め方になるだろうと思います。

家族を事故で失い、残された家族は本当に大変ですが、
やっぱりそれでも生きたい、それがきっと日本人と違うように思えます。
しましまは純日本人の考え方ですが、ヨーロッパ風の考えも理解はできます。


パイロットの方が締め出しをしたという話が出ていますが
ちなみにしましま、音声聴くまで一切信じてません。
むしろパイロットを信じてますYO。

これがもし機械の不具合でした、なんて報道したら
もう株価もさらに下落するし、ベンツまでも売れなくなってしまう事態になりかねないので
機長にはかわいそうですが、多分機長のせいということで終焉するだろうと勝手に推測中です。
でも、亡くなった機長にいいたい、しましまは味方です!

あとは、German Wingsの社長がいかにも仕事出来なそうなイメージ、
一方ルフトハンザは仕事出来そうなイメージの社長だったので
やっぱり機体メンテのせいじゃないかなと勝手に思ってます。

結局会社というのは社長のカラーが強く影響しますんで
社長がヤバいと会社もヤバい。
そういった意味で、アンゲラメルケルや航空会社の社長のドイツ語を理解できるようになって
やっぱり見た目って大切、と思えるようになりました。

またフィーリングでフライトをキャンセルしたりという行為、
スペイン圏やイスラム、アフリカ圏に多い行動ですが
何だかアリだな、と思ってしまいます。


ということで、しましまは、ブラックボックスのもう一個の分析と
音声データの公開に期待してます。