しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

新聞音読とZusammenfassung(要約)のすすめ

しまお11歳が先日の三者面談で
「滑舌が悪いから言語障害の疑いあり、医者を受診するように」と言われた件ですが、
数日前のブログに詳細は記載してませんでした。

実はこのブログの読者なら覚えているかと思いますが、
しまお13歳も去年担任からこのように言われ、実際に医者を受診してます。
その際
言語障害は一切ナシ。外人なだけ」と言われたため
このことを先生に報告し、もっと滑舌よく発音するように言われ
本人も気を付けるようになり現在はわかりやすいドイツ語を話す男となりました。

今回しまお11歳が言われてしまったのは相当痛いですが、
二度目なので全く傷つかず!
先生にも一応しまお13歳のことも話して反論したのですが
一応受診をしてほしいと言われてしまいました。
この辺は日本の先生でもそうなのでまあ受け止めます。

とりあえず対策として、
あまりにも早口でしゃべるしまお11歳の傾向をただすため
日本語でもドイツ語でもとにかくゆっくり話すように指導中♪

そしてやっぱりドイツ語も日本語もレベルが低いので
とりあえずしましまが毎日買っている新聞をしまおらにも読ませることにし
その日以来、
しましまがこいつらの音読指導、日本語での要約、ドイツ語での要約をさせております。

しましまは大学で言語学も勉強したし
ドイツではC1までの文法がガッツリ頭に入っているため
こういうのは超得意。

ってことで、しましまが教えてます。

まあ新聞も全部読ませるのではなく
好きな記事だけ音読してもらってます。
で音読も勝手に小さいスペルなどを省く傾向があるので
そういうのをきっちり発音させてます。

そして意味がしっかり解ってるのかを日本語で行ってもらうのですが
しまお11歳がとにかく日本語の助動詞関連が苦手で
変な構成をしてくるんで、徹底的に直して何度も繰り返し言わせてます。
しまお13歳はそもそも読書好きなので個々の部分は得意です。

最後、ドイツ語でZusammenfassung、そう要約をさせてますが
ドイツだとこのツザーメンファッスングという行為が授業で頻繁に出てきますし
日常でも多い傾向アリです。
要するにまとめる力があるのか、本当に理解してるのかを相手に適切に伝えられるかが鍵。

ってことで、かっちりした大人の要約方法を教えて繰り返し言わせてますが、
この新聞音読と要約をはじめて4日で、ものすごく日本語もドイツ語も上達しました。

日本の子供って日本の教科書をていねいに読むことしかしてませんし
お受験系だと天声人語とかきっと読ませられてるんだと思いますが
スポ日でも読者欄でもいいので、
何か一つの新聞記事を音読して、1,2行で内容を頭の中でまとめて言えるようになると
相当力がつくと思いました。

これを書いて日記形式にするよりも
多分音読して即座に要約した方が力になると思ってます。

特に子供が要約すると細かいことを入れてみたり重要じゃないことを入れて来たりしますが
慣れてくると(4日で慣れます!)
数字の簡略化(90%=ほとんど。53%=約半数)とかも言えるようになってきます。

さらに、自分が好みの記事をざっと見て探せるようにもなるので
新聞を読むという癖もつきますし、本当にいい事しかないという。。。。

これが本だと、内容が古いので結構飽きてきますが、
ドイツだとMOPOやBILDというスポ日みたいなのだと
エロ記事や下世話ネタとスポーツ記事中心なので、見た目にも楽しいし
基本的に高度でない新聞なので文法も簡単だし記事自体が楽しいです。

むしろ子供新聞よりも子供には楽しいのではないかとすら思います。

読むという行為が大嫌いなしまお11歳もスポーツ記事なら読めるようになってきました♪

ちなみに音読からの2か国語要約の所要時間は10分以内。
これを毎日続けていたら1年後には新聞大好き人間に仕上がること間違いなしッス。

そのうち要約だけじゃなく自分の感想とか将来の展望とか取り入れたいもんです。