しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

戦争に勝つこと、負けること

日本だと8月の数日くらいしか敗戦について考えませんでしたが
ドイツに来たら週に5日くらいは敗戦についてなぜか考えてしまうしましまです。

多分しましまがそう思うんだから
ドイツ人なんて常に敗戦と背中合わせっていうか、両手に敗戦、なのでしょう。

しましまは学生時代にアメリカに行きましたが
なぜアメリカかというと、英語=外人=アメリカが世界だと思っていた浅はかな人間だったから!

アメリカに行ったらやっぱり差別も受けますし
英語ができな過ぎる自分が小さく見えますし
アメリカ人の誇りたっぷりの行動とか俺は世界でナンバーワン的考え方や
ひたすら合理的な考えですっかり洗脳され
アメリカ大好き人間となりました。

そして駐在でいったイギリスロンドンでは
やっぱり戦争に勝った国なので金もあるし選択肢が豊富で
やはり皆さん誇らしげ。
基本的にイギリス人以外は労働者、下級階級という感じでしたネ。
でもそういう勝者の国にいると、自分も勝者な気分になるもんで楽しかったッス。

そして気づけばドイツ。
そう、日本と似た敗戦国に滞在中。

ドイツも日本もですが、基本的に戦争は強いし
国力もあると思います。

が、結局ドイツも日本も思いっきり負けて今に至るわけです。
日本とかドイツに負けた国々は確かに日本とドイツにはいまだに弱い立場にいる雰囲気がありますが
(人間はみな平等、人種にランキングはナシと言いますが
そうは言っても人種、出身国にランクはあると肌で感じます)

日本とドイツに負けた国は日本とドイツから謝罪をしてもらってますが
日本とドイツはアメリカ、イギリス、フランスみたいなすごい国相手にうっかり戦って負けたわけで
大物相手と戦うとその後の賠償が致命傷だなと痛感しますね。

要するにヤクザとか巨大組織と直々に戦ってはいけないわけです。
これは戦争に限らずなんでもそう。
負けたくない気持ちもわかりますが、負けそうになった時の引き際も肝心だし
負けるにしても交渉力も大切だなと痛感。

去年の冬にはフランスに行ってきましたが
やっぱり建造物等見ると勝者だね♪と感じます。

イタリアも行きましたが、何気にイタリアって
ドイツが強いからドイツについてみたり
でもやっぱり最初に負けを認めてみたり
ちょっと軽めの性格??でも世渡り上手??という気がします。

国民性ってのは長年の土地で培ったものなので
そうそう変わらないと思いますし
イタリア人の知り合いを見るとまさにそういう感じが漂ってきます。
人に例えると高田純二みたいな感じでしょうか。

とにかくまじめにガツガツ頑張っているドイツと日本って
根っから敗者なんだなと思います。

が、敗者にも長所というものがあり
交渉下手でクソまじめでバカ正直で根暗が故に、モノづくりが異様にうまいという。。。。

こういう敗者、嫌いじゃないです。
が、もったいないなという気もあります。

戦争はよくないことですが
いまだに武器を使って戦争をしている国もあるし
ロシアみたいに若干鎖国?みたいなことで各国に対して挑戦状を出している国もあるし
そういうことが起きるとまたいろいろ国同士で問題が起きるわけで
結局強い国(武力&交渉力)が勝ち??とか思ってしまうわけです。

まあ日本は戦争には負けて
アメリカの属国のような形で生きながらえてますが
日本もドイツも技術とか開発力がすごいんで
そういう面で他国をリードしてもらいたいもんです。