しまファミリー

日本人家族がドイツに駐在した記録!

ドイツのギムナジウムは厳しいぜ

昨日のブログにこんなことを書きました。

しまお13歳のギムナジウムでの成績が悪く
本来なら格下の学校に転校させられるところが

成績が悪いのがドイツ語だけなのと
発音が不明瞭でたまに言っていることが不明ということで
言語障害の疑いあり。医者に行って治療を受けるように。
診断後の治療を受けることによりギムナジウムでの進級&残留が可能」という内容。

なんだそら!と思いますよね。
そもそも失礼極まりない上に衝撃だし
でもここドイツだといくら日本語ができてもほかの教科の読み書きができたとしても
発音と発言の方法が幼稚だったり低レベルだったりすると
バカとみなされるどころか障害の疑いありで病院おくりとなるわけです。

基本的にもししましまがこんなことされたら
怒り爆発で転校すると思いますが、
それはしましまが日々努力しているタイプだからであって、

全く努力もせず宿題もしないで寡黙なしまお13歳の場合は
「障害者枠での進級でも残留できてよかった」と言ってます。

一応本人に全部洗いざらい言いましたが
傷ついてはいるし悔しい気持ちもあると思いますが、

本人の座右の銘として
「いやなことはなるべく早く忘れるようにしている♪」ということで
すでに忘れ去っているようです。怖っ!

親としては普通ならギムナジウムに残ってもらいたいでしょうが
しましまの場合はこういう努力をしないやつは
転校して身の程を知ればいいのにとマジで思います。

まあ言語障害呼ばわりされて(実際そうかもしれませんがね♪)
これから病院に行って診断、
もし実際そうだとしたら障害克服プログラムなどに通うわけですが
ここまでしないと多分頑固だから動かないんだろうなと思います。
しまお13歳は本当に頑固ッス。

昨日の木曜は学校が休みで電話連絡でこの衝撃事実を知らされたわけですが
今日の金曜日に学校に行って帰ってきてすごい衝撃事実第二弾を聞かされました。

しまお13歳の学年は、25人程度のクラスが3クラスあるのですが
しまおの隣のクラスの子、半分ほど格下の学校に転校だそうです!!!!

怖っ!
ドイツ、容赦ないッスね。

だったら一緒に格下に流れればいいのにと思いますが
ドイツ語の発音とシャイすぎるところがネックなだけの男なので
そこは買われているっぽい。

ってことで障害扱いは愛のある対処だったのだと受け止めてます。

ちなみに先日、確か数か月前にしまお13歳がその小児科で人間ドッグを受けた時に
言語障害チェックも同時に行っており
「問題なし」という結果でした。

また同じ先生に診てもらう予定なので
どうなるか楽しみです。

しかし日本だと授業中は先生がたくさんしゃべって生徒は一言もしゃべらないというのが
多分スタンダードだと思いますが、
ドイツだと全員しゃべりっぱなしという世界。。。。
ほぼディスカッション方式です。

こんな状態でよくもまあ友達がいたり勉強ができたりするねと
むしろ感心していたのですが
やっぱり学校だけじゃダメで、家でもしっかり3時間くらいはドイツ語漬けにならないと、
要するに人の3倍くらいやらないとダメだと思います。
日本人がヨーロッパで頑張る場合。

その点しまお11歳の頑張りがすごく、
とにかく話しまくり。喧嘩もするし悪いこともたくさんしますが
基本的に授業はガッツリ参加して宿題もきっちりこなして
わからないところはしましまと一緒に理解するわけで
こういう地道な努力(1日2時間はやってます)を1年続けると
あら不思議、ドイツ人よりもむしろできている発音と文法!という状態になります。

ってことでやっぱり何事も努力。
努力を怠る人間はそれなりの場所に行くべきだと思います。

まあ隣のクラスの子が半減したりする中
一応残れたのはある意味快挙ですが
ドイツのギムナジウムにもし入りたいという方、
ドイツ語の基本ができている場合でも1日2時間程度の勉強
ドイツ語の基本ができていないで入る場合は1日5時間くらいの勉強ができるなら
ギムナジウムは余裕でエンジョイできます。是非おススメ。

まあ勉強って言ったって単語を引いてひたすら覚えるだけなんですけどね。

それとドイツ語でこんなに苦労して意味ないじゃんと思いますが
日本語でいろいろ勉強しても結局大人になって忘れていることが多いんだから
まあドイツ語でも一緒かな
どころかむしろこういうディスカッションの場が多い方がつめこみ方式じゃないから
理解度も増すし交渉能力やプレゼン力が増すのではと思ってます。

ってことで大人しくてシャイなごくごく普通の日本の少年のしまお13歳が
ドイツに来たら積極的な性格になり口数を増やすことを求められているわけです。

性格を変えろという学校からの指示と受け止めましたが
本人は一応やる気です。

まあ大声でたくさんしゃべることはいい事なので
これを気に頑張ってもらいたいもんです。